今日はロードバイク関連の映画を紹介したいと思います。
ロードバイク乗りならほぼ全員知っている超人気マンガ「弱虫ペダル」の実写映画が8/14に公開されました。
意外と実写映画って人気がなくて観ない人も多いと思うし、私自身もそう思っていて実写映画は普段は見ないです。
ただ弱ペダならちょっと見てみるかという軽い気持ちで見に行ったら面白かったので、食わず嫌いしている人向けに映画レビューしていきます。
実写映画「弱虫ペダル」の概要
https://youtu.be/xZ1AEanexp0
大人気スポーツ青春マンガの初の実写化で期待されていた本作ですが、特に気になるのはストーリーですよね。
マンガのどの部分を切り取っているのか?それとも完全オリジナルストーリーにするのか?
千葉から秋葉原にママチャリで通う、運動が苦手で友達がいない高校生・小野田坂道(永瀬廉)。
念願のアニメ研究部に入ろうとしたが、休部を知りショックを受ける。
そんな時、坂道の自転車の走りを見た同級生の今泉俊輔(伊藤健太郎)からレースの勝負を申し込まれる。自転車で走る楽しさを初めて感じた坂道は、秋葉原で出会った同級生・鳴子章吉(坂東龍汰)に誘われて自転車競技部に入部する。マネージャーの寒咲幹(橋本環奈)や部長の金城真護(竜星涼)、巻島裕介(栁俊太郎)、田所迅(菅原健)ら尊敬できる先輩たちとの出会いによって、自転車選手としての思わぬ才能を発揮する坂道。そして迎えた県大会。レギュラーメンバーに選ばれた坂道は、初めて出来た「仲間」とともに、インターハイ出場を懸けたレースに挑む。
引用元:MOVIEsHP
ストーリーの紹介を抜粋してきましたが、要約しますと、最初の小野田坂道が自転車部に入るまでと、ウェルカムレース、そしてインターハイ予選の県大会を描いたものになっています。
そのため、県大会にでているチームや選手はマンガには出てこないオリジナルキャラクターになります。
キャストの紹介
引用元:animate Times
小野田坂道(おのだ・さかみち)役/永瀬廉(King & Prince)
今泉俊輔(いまいずみ・しゅんすけ)役/伊藤健太郎
寒咲幹(かんざき・みき)役/橋本環奈
鳴子章吉(なるこ・しょうきち)役/坂東龍汰
金城真護(きんじょう・しんご)役/竜星涼
巻島裕介(まきしま・ゆうすけ)役/柳俊太郎
田所迅(たどころ・じん)役/菅原健
寒咲幸司(かんざき・こうじ)役/皆川猿時
錚々たるメンバーがキャスティングされていますね。
寒咲幸司(かんざき・こうじ)役に関しては本作のオリジナルになっています。
個人的には、原作通りに寒咲幹のお兄ちゃんがでて欲しかったですね〜誰があの役やるんだろうと思っていたら、兄ではなく父役に変更になってました。
永瀬さんと伊藤さんの2人は個人的にはめっちゃハマっていたと思います。
金城真護(きんじょう・しんご)役/竜星涼は、オトナ高校のペガサス先生のイメージが強すぎて笑ってしまった。
なぜかというと、めっちゃイメージとギャップがあったからです、つまり演技が上手という事ですね。
是非、ギャップをお楽しみください。
応援コメントムービーが豪華
バーレーンマクラーレンの新城幸也選手がコメントしていました。
一昨年のさいたまクリテリウムで優勝した選手で多くの人が知っている日本を代表するプロロードレーサーもコメントしてくれるとは!
弱虫ペダル実写化を見た個人的感想
実写化された弱虫ペダルを観てみた感想をお伝えしていきたいと思います。
安心してください、みる価値のある映画ですよ!その理由についてはこの後解説しますね!
映画の感想などをネットで検索すると「実写版ひどい」とかありましたけど、私は個人的に非常に楽しめました。
ただ、アニメ版とかを想像していた人はやはり実写との差に落胆する人もいるとは思います。
弱虫ペダルの世界が実際にあったらこんな感じなんだろうなと思ってみると面白いと感じます。
映画の見どころ
- キャスト陣のロードバイク練習の凄さ
- ロードレースの実走感を感じてもらえる
- キャストの演技力
- 原作に出てくる名シーンが本作で一部描かれている
- ゴールシーンの臨場感がすごい
これがなんと言っても1番の見どころだと思います。
主演の永瀬さんはママチャリで裏門坂を登るシーンあるんですけど、あの勾配をママチャリで登るの相当しんどいと思います。
また本作では、結構登りのシーンが多いので、そのたびに小野田坂道の代名詞ともいわれる「ハイケイデンスクライム」をするのはすごいと思いました。
永瀬さんも伊藤さんもロードバイク未経験からスタートしていると思いますが、結構練習したんだろうと想像しながらみたらそれだけで泣けてきましたね。
撮影の手法はよくわかりませんが、登りの1区間だけを撮影しているにしても、結構なハイペースで登って行くシーンなどは本当に見る価値あります。
実際にロードレースを見たことがない人は実走感をイメージしづらいと思いますが、本作で出てくるウェルカムレースでの集団走行などでイメージできると思います。
小野田坂道が、後方からロードに乗って追走して行くんですが、登りで他の一年生を追い越すシーンがあるんですけど、めっちゃフラフラゆっくり登っているんですがマンガと違って実際の激坂だとあのスピードになることもありえます。
めっちゃゆっくりじゃんと思うかもですが、リアルワールドでは初心者はあんなものです。
また、今泉との山頂ゴールを争うシーンは胸アツ必死ですね〜めっちゃ感動しますので是非あのシーンを注目してもらいたいです。
実際のプロのレースをYouTubeでも観戦できますので、気になる方はご覧ください。
レース観戦のポイントや初心者向けの記事も書いてますので合わせてご覧ください
https://peakswater-cyclelog.com/roadrace-live/1686/
キャストも総北メンバーは意外とはまり役なのではないかと個人的には思っています。
今泉役の伊藤さんは今までのドラマの役とは違ってクールですごいよかったですよねー原作の今泉ぽさも出てました。
あとは、巻島さんもすごいよかったですねー背格好も原作を彷彿とさせる感じもありますし、独特なダンシングをするシーンもめっちゃ頑張ってました。
喋り方とかもなんとなく巻島さんを彷彿とさせる感じで最高です。
自分の持ってるイメージと合うかどうかを考えながらみると面白いかもしれませんね。
これは実際に見て探して欲しいのですが、私が好きなシーンは2つありました。
①金城さんに2択を迫られるシーン
追いつきたいならケイデンスをもう30回転上げろ!っていうシーンがめっちゃ好きなんですよね。本作でもそのシーンがあるので是非注目ください
②集団落車シーン< 原作のインターハイで起こるシーンなんですが、本作では県大会でそのシーンが使われていますね。 最後尾から得意の山岳で100人抜くシーンは圧巻です!
他にもありますが、私が良かったシーンはこの二つですね!
本作でも実際に最後は一騎討ちになりスプリントするんですが、ちょっとアタック早すぎないとは思いましたが、最後のスプリントシーンはやはり感動しますね。
みんなの思いを背負って最後の一滴まで絞り切って走る様はすごく青春って感じでたまらないですね。
こういうのをみると普段クリテリウムなどは出ていないんですが、レースとか出て観たいなという気持ちが湧いてきますね。
ヒルクライムのいいところである登った人しか見てない景色があります。
その絶景シーンを本作でもみることができますので、これを見てヒルクライムやってみようかなと思う人もいるかもしれませんね!
ここはもう少し改善してほしいなポイント
- 橋本環奈感がめっちゃ気になる
- 合宿シーンが微妙でした
- 序盤が長すぎてレースシーンが意外と短い
- 相手チームのキャラ設定が弱い気がする
- 今泉の過去のトラウマ的なものが微妙
橋本環奈ファンの方には申し訳ないのですが、どうしても気になってしまうんですよね〜声とか喋り方とか。
可愛いのはいいんですが、原作とのGAPに悩まされてしまったのはこの配役ですね!別に悪いとかではなく気になってしまうという程度です。
また、合宿シーンが競輪場だったのが残念でした。時間の都合上、そのシーンは簡略化したんだと思うのですが、個人的にはサイクルセンターでの1000km走破のシーンが見たかったですね〜というのも個人的には手嶋純太が出てきて欲しかったからですね。
「ティーブレイクしてたんだよ」っていうシーンをいつかやってみたいですね!
レースシーンが意外と短い
ここが少し残念でしたね〜序盤のシーンを厚めに描いていますので、レースシーンが短いです。
スプリンターが出るシーンも出落ちで終了になってますし、もう少し巡航シーンもローテーションとかあったら面白かったのになと個人的には思っていました。
あと、ライバルの設定が弱い気がしましたねーあいつ誰って感じでした。今泉と因縁があるわけではなかったですし。
やっぱりライバルは御堂筋くんがでないと締まらないですね!
まとめ
弱虫ペダルの実写版映画について、個人的感想をお伝えさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
正直私が、観に行ったのが公開二日後の日曜日でしたが、劇場には私含め5人しか観客がいませんでした。
もっとみんなに見に行ってもらいたくてこの記事を書くことにしました。
映画館では席を一つ飛ばしにしたり検温や換気対策などもしているようなので、感染には気をつけながら鑑賞もしてみてはいかがでしょうか?
ロードバイクに関心を持ってくれる人が増えたら嬉しいですね。
ここまでご覧いただきました誠にありがとうございます。
以上、参考になれば嬉しいです。ではまた