スプロケット自分で交換できますか?
こんにちわ、サイログです。
今まではスプロケットが寿命になったらプロショップに持って行ってお願いをしていたのですが、最近はスプロケを30Tにしたり25Tにしたりといくコースに合わせて交換する機会がありました。
今いる地域だと近くにショップがないので、車で30分かけていくの面倒くさい!
なら自分でやればいいじゃんと言うことで初めて工具をAmazonで買ってやってみたので、やってみたいけど不安という方の参考になるように写真付きで紹介していきたいと思います。
スプロケットの交換方法を解説《準備編》
スプロケット交換に必要な工具
必要なものを紹介していきますので、購入する際の参考にしてみてください。
①フリーホイールリムーバー
②フリーホイールチューナー
③交換用のスプロケ
この3つがあれば最低限大丈夫です!ほんとはグリスもあると良いのでグリスアップ用に購入してOKです。
ほとんどの人が自分の工具を持っていないと思いますので、どれ買ったらいいの?と疑問に思うと思います。
安心のブランドで買いたいならシマノ一択ですね!
ただ私はスプロケを交換する頻度がそれほど多くないので、とりあえず使えればいいのでAmazonのレビューみて良さそうなの買いました。
買ったもの貼っておきます。
シマノカセットスプロケットのメンテナンスに必要な工具が人通り揃った工具セットです。
黒染め加工されていて錆びにくいし、なによりカッコいいのでこれに決めました。
グリスはこの辺が万能でオススメです。
交換前に覚えておきたい基本用語
ボスフリーとカセットスプロケットの違いについて覚えておきましょう。
私もスプロケット交換方法を調べていた時に何それって思ったポイントです。
ボスフリーとカセットスプロケットは基本構造が全く違うので互換性はありません。
ロードバイクであれば基本的にはスプロケットになっていると思いますが、何速のギアになっているかで概ねわかります。
主に6速、7速がボスフリーで、それ以降11速までがカセットスプロケットになります。
そのため、基本的にはカセットだと思ってもらって大丈夫です。
カセットスプロケットはギアの集合体で、フリー構造ではありません。代わりに、ハブにフリーボディが装着されています。
黒部分がフリーボディです!
スプロケットの交換で一番心配だったのが、スプロケットのギアって入れる向きとか場所とかあるの?でした。
よく見てもらうと、フリーボディにはスプラインと呼ばれるスプロケットをはめる溝があります。
この溝の横幅が一箇所だけ違うのがわかりますでしょうか?一箇所だけ幅が太いのです。
スプロケットにもこの幅があるんですが、一番大きい幅のところと対になる部分があるのでそこに合わせて入れてください。
要するに、スプロケットのはめる位置を教えてくれています!ここポイントです。
簡単にわかるので、これで安心して交換作業できますね!
スプロケットの交換方法を解説《交換編》
スプロケットの取り外し方法
まずはクイックリリースを外しておきましょう!
スプリングの紛失と向きを忘れないように注意しましょう。(スプリングは外側が大きくなるようにします)
それでは、簡単3ステップで外し方を紹介します。
- フリーホイールチューナーをスプロケットのローギア2段目くらいに巻き付けて、ホイールリムーバーをロックリングに差し込む
- フリーホイールリムーバーを半時計回りに回します。フリーホイールチューナーは供回りしない程度に力を加えます
- リムーバーを回してロックリングを外しスプロケットを取り外します
ホイールチューナーは歯数が多い部分の方が力が入れやすいのでおすすめです。
TOP側でやると上手くチェーンが噛んでくれず力入れた時に外れたりして危険です。手ぶつけたらめっちゃ痛かったです。
作業中は軍手必須なので忘れないでくださいね〜ぶつけた時に皮膚えぐられるかどうかは軍手様次第です。軍手大事。
スプロケットの取り付け方
取り付け方は非常に簡単なのでこちらも3ステップで見ていきましょう。
- 交換するスプロケットをフリーボディに差し込みます
- フリーホイールリムーバーで時計回りに回して締め付けます
- スプロケットにガタがなく、またスポークと干渉せずスムーズに動くことを確認して終了です
締め付けの際はスプロケに記載があるのでそれを参考に締めましょう。
このスプロケットだと、「40N-m」と記載があるので40ニュートンの力で締めてねということですね。
トルクレンチとかで40Nに合わせたい所ですが、ホイールリムーバーでも大丈夫です。(お店の人もリムーバーで力込めて締めてました)
トルク不足や締めすぎに気をつけて、ガタがないか?スムーズに回るか?を確認してください。
メンテナンスも忘れないように!
せっかくスプロケット外したなら、カセットをバラして綺麗にしておきましょう。
普段の掃除だと歯の隙間だったり、細かいところには油汚れが残ったりして完璧には綺麗にできませんよね。
スプロケット外して掃除するとすごく掃除しやすいです。
あとは、フリーボディの外側にグリスって塗った方がいいの問題がありますね。
これは、やる人やらない人半々なイメージです。
私は、粘度が低いものをうすーく塗っておく派です、防錆や抵抗を減らすために油分を追加するという意味合いもあるそうですが、正直やらなくても今までは問題なかったのでどっちでもいいのかもしれません。
ちなみに、お世話になっているプロショップでは塗ってませんでしたね。
スプロケットがどうしても外れない時の解決方法
ちょうどいいからこの機会に、先輩からお借りしたホイールもスプロケ汚れてるから掃除しようと思い外してみました。
んっ!?
外れない・・・・ええー全然外れないやん。さっきのはサクッと外れたのに結構体重かけてやっても外れない。
やばいかもしれないと思ってプロショップに持っていきました。
強い力で締めすぎたせいで、圧がかかった部分が熱固着してしまっているかもしれないとのことでした。
- ショップのスタッフさん2人がかりでパワー
- プラッスティクハンマーで叩く
- スプロケット外しの幅を狭くして真ん中に棒を入れてテコの原理作戦
- リムーバーに鉄パイプを差し込んで、足で踏みつけて一気に力をかける
4番目でようやくロックリングが取れました。
鉄パイプなんて家にはないので3番までで解決したいものですね。
ネットとかで調べると2番・3番くらいで解決しているのがほとんどでした。鉄パイプは最後の砦ですね。
ホイールにダメージがないか不安でしたが、大丈夫だったとのことでした。
ちゃんとグリスアップして、定期的にメンテナンスしないとこういうことになるんだなと勉強になりました。
スプロケットは自分で簡単に交換できますので、興味がある方は自分でできるようになるといいですよね。
私は、仕事柄結構転勤があるため、他店購入のロードバイクの受付していないショップも多いので、できる部分は自分でメンテナンス学んでいこうと思います。
それでは、良いサイクルライフを!