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【富士ヒル2022】1年間週1トレーニングのみで15分短縮してブロンズを獲得できた話

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

富士ヒル2022に参加してきましたのでイベントレポートを書きたいと思います。

結果から言えば、昨年の1時間42分から1時間26分に大幅短縮して無事にブロンズを獲得することができました。

目標としていた90分きりだったので非常に嬉しかったですが、昨年から15分も短縮できた要因はなんだろうと考察しました。

これからブロンズを目指したいと思っているけど、あんまり練習時間が取れないような人には参考になる記事になると思います。

それでは、今年の富士ヒルレポートをお楽しみください。

昨年からのトレーニングについて


前半突っ込みすぎて足つりで無様な結果になった富士ヒル2021からのトレーニングについて簡単に紹介をしたいと思います。

そうは言っても、実は大きなトレーニングの変化はありませんでした。

イベントが終わった当初こそ悔しさからロングライドや高強度トレーニングをしてリベンジしてやると思っていましたが、その熱量が1年続くわけもないし、そもそも子供が生まれたばかりのパパローディには時間がありません。

もちろん、捻出しようと思えばできますが、妻だけに子育てを押し付けるわけにも行かないので思い切ってロードバイクに乗るのは週一だけと割り切りました。

そのため家にあったZWIFTもできないようなローラーがありましたが売却しました。

ここからどのようなトレーニングを行なっていったのかをお話ししますが、私が所属するチームはグルぽた班とガチ勢班にわかれており、私はぐるぽた班にいました。

これを機にガチ勢班のトレーニングに行こうと思いましたが、参加メンバーがほぼ全員がシルバーレベルのメンバーにひよった私は参加できませんでした。

そのため、今までと同じようにぐるぽたを楽しみつつ、登りがあれば頑張る程度のライドをしていました。

この年の12月を過ぎる頃にはすっかり富士ヒルのことは頭から抜けていましたが、年始になり今年はどんなイベントでようかなどとチーム員を話している時に富士ヒルの話がでました。

ここで私の富士ヒルリベンジが始まりました。

トレーニングメニュー決め

トレーニング時間と回数に制限がある私がまず考えたのがメニューです。

考えたと言っても、ベース走が〜L2強度で〜インターバルが〜FTP強度で〜心拍が〜などガチ勢が組むようなしっかりしたものではなく(よくわかってないので)

距離とコースを固定したというだけです、1月から4月まではほとんど決まったコースしか走っていません。

コースは80km、1700UPの登りメインコースできつい登りと緩斜面があるものにしました。これを週一回走るだけです。

ほとんど車通りと信号がない区間で設定しているので基本的には折り返し地点にあるカフェまで休憩せずに経過時間だけをみて走りました。

前回よりも1分でも1秒でも速く往復するということだけ考えて走りました。

富士ヒルは長い登りの戦いになるので、途中で心が折れそうになるので気持ちで負けないように一部区間ではなくライド全体(長い区間)でタイムトライアルをしてサボらないことを意識して練習しました。

前回より遅いタイムはサボっていると考え、常に出力を下げないことを意識しながらではありますが、どこでならタイム落とさず足休められるかなとかここで踏めば足への負荷が少なくタイム短縮できるかなと考えながら走りました。

特に練習量が少ないので、ただのほほんと走っていてはブロンズなんて絶対に取れないのでとにかく色々考えながら集中して走りました。

自分なりにではありますが、姿勢であったりペダリングや適切なケイデンスや心拍など、常に比較しながら考え速くなる方法を考えました。

トレーニング機材(Airofitエアロフィット)の導入をしてみました


室内ローラーなどは前述しましたが、子育ての観点からNGでしたので子供との時間を持ちながら一緒にできるものがないか探してみました。

インスタの広告で見たのですが、エアロフィットという呼吸筋を鍛えるデバイスがあることを知り、2〜3月に導入を決意しました。

ちょっとお高めで1万円ちょっとするのですが、ずっと使えそうだしこれで強くなるなら安い投資だと思い購入しました。

結論からいうと、個人的な意見ですが非常に効果があったと思います。

3ヶ月毎日続けたのですが、苦しくなった時って呼吸が浅くなると思うのですが、きつい時でも呼吸が深いというかゆっくり呼吸できていることに気づきました。

もちろん心拍上がってれば息は苦しいのですが、もうこれ以上は無理っていう限界時間が伸びる感じですかね。

これは個人的には非常にいいトレーニングになっており今も継続して続けています。

アプリでトレーニングのログを管理できるし、日々のトレーニングを推奨してくれるのでそれ通りにやるだけでOKです。

これは本当によかったので試してもらいたいですね〜プロチームの埼玉ディレーブでも導入されているそうですよ。

エアロフィットの公式サイトを見てみる

ちなみにamazonとかでも売っていますので口コミなどもチェックしてみてはどうでしょうか?

エアロフィットに関する記事も買いていますので、具体的に知りたい方はこちらもご覧ください。

話題の自宅で手軽に呼吸筋を鍛える「エアロフィット」を購入したのでレビューします話題の呼吸筋トレーニングデバイスAIROFITについて完全解説。 肺トレーニングを自宅で手軽に5分からできる「エアロフィット」で肺活してみませんか。実際に使ってみての体験レビューも書いてますのでご参考にしてみてください。...

コース把握とペース配分のための試走


昨年は大会までに1回しか試走をしておらずコースレイアウトや路面状態、ペースなど完璧に把握できずに参加して失敗しました。

そのため、今年はたくさん試走することを目標にイベント当日を含めると実に10回も登りました。

5合目まで全線開通してからほぼ毎週のように登りに行っており移動なども大変だったのですが結果良かったと思います。

6回目までの試走状況はこちらの記事を参考にしてください。

富士ヒルブロンズに向けてひたすら試走してタイム計測

6回目までは1時間30分を切れていませんでしたが、走り方を検証しペースを作れるようになったいきなりタイムが良くなりました。

自分がどの区間でサボっていたのか?各区間をどれくらいのパワーで登ればいいのかが明確になったからだと思います。

区間ごとの通過タイムをステムに貼って確認しながら走ることで踏みすぎずサボりすぎない走りができたのでツイッターで共有されていたこのタイム表が良かったです。

富士ヒルの公式より細かく設定されているのがありがたかったです。

ちなみに、7回目以降の試走の結果はご覧の通りです。

7回目:初1時間30分切り

8回目:ちょっと垂れてしまいまた1時間30分超えた

9回目:序盤からいいペースで走れて1時間26分、これなら+2分でも十分ブロンズ狙える

大会当日:料金所から1時間24分40秒と過去最速タイム

試走を重ねることで課題が明確になり、それを修正して当日を迎えられたので無事にブロンズが取れたのだと思います。

これだけの試走が、当日苦しい時もベストな走りができればブロンズを取る力があるんだからと自信にになりました。

苦しい時も、これだけ登ってきたんだから絶対に最後まで持つし諦めなければいけると心の支えになりました。

この結果から言えるのは試走はマジで大事。できたら5回は事前に登っておきたい。

イベント前日

イベントの前日は色々なブースが出店しているので非常に楽しみなのです。

さっそく荷物を詰めて5合目に運んでもらえるように専用のカゴに投げ込んでおきます。

これで心置きなくブースを見れます。

色々なブースがあったのですが、いつも出店されているところではウェアやソックス、アイウェアなど欲しいものが目白押し。

私も買いたいものがあったのですが、カードがお店で使えなく現金持ってなかったので購入できませんでした。残念でしたー来年は現金をしっかり準備してきたいと思います。

あとは、ヨネックスなどのバイクブースに行っていつかこれを買うんだと心に決めたりと楽しめました。

会場も結構賑わっておりインフルエンサーの方々などもたくさんいました。

そして、今日のメインの目的はエアロフィットのブースに訪問すること。

実は、エアロフィットを購入した後にアンケートに答える企画があり、1名にエアロフィットプロのテスターをできる権利がもらえるものがあったのですが、まさかの当選しました。

そのため、お礼と実際にトレーニングについて伺いたいと思い訪問しました。

実際にブースでお声がけさせてもらうと私の名前も覚えててくれてお話しすることができました。

その際に、エアロフィットのおかげでブロンズ取れそうですとお伝えしたのですが、その翌日に無事にブロンズ達成できて良かったです。

私の肺活量は5400くらいだったのですが当日は7000オーバーの猛者たちがおりました。そこまでトレーニングすればいけるのか試してみたいと思いました。

前日は楽しくブース散策して物欲がマックスになりましたが、現金なく買えなかったのでブロンズも取ったしご褒美をネットでポチりたいと思います。

富士ヒル2022当日のレースレポ

当日は曇りでしたが、雨も降るかもという天気予報のなか第3ウェーブがスタートする頃にはすっかり晴れていました。

主催者選抜とプロのエキシビジョンの時はまだ曇りで路面は若干ウェットのなか始まりましたした、私の出走は第七ウェーブでした。

YouTubeで見るプロのレースのスタートと同じ感じに感動を覚えつつ写真を撮りまくりました。

ここで走る人は1時間前後で5合目まで登っていくと思うと凄すぎですね。

さて、自分の出走までに軽くその辺を走りアップを完了しておきましたが、この時ばかりはローラー取っておけば良かったと思いましたー人が7000人もいる大会だとアップする場所も限られるので。

スタートから1合目まで

北麓公園からスタートしパレード区間がありここはみんなゆっくり走っていますが、昨年は第3ウェーブで走ったのでガラガラでしたが、第7ウェーブでは人が多過ぎるという印象。

これは位置をしっかり考えて走らないと試走の時みたく走れないなーと嫌な感じがしていました。

ブロンズ以上を目指す方は大半が足が合う人とトレインを組んで走ったりとタイムを短縮することを考えますがボッチの私はソロで行こうと決めており、無理にトレインを探さずちょうどいいのが通れば乗ろうかなくらいの感覚でした。

スタート地点は料金所の手前500mくらいなのですが、ここの計測ポイントから一気に速度が上がります。

私もスタート地点のごちゃごちゃを速く抜けたくて少し無理してでも上がろうとしていました。

ちょうどよくいい感じのグループがあげていったのでそこについてポジションを上げていきました。

スタート時点の体調は良くて一合目下駐車場まではいいペースで登っていました、ついていたグループが少しペース落とすよーと声を掛けていたのでここでさよならしてソロ旅を始めようかなと周りを見ると全身黒ジャージの人と目があったので2人のローテーションしながら若干勾配が緩む区間をペースアップして消化していきました。

1合目までは順調に走れておりタイムも今までで一番よく好調でした。一番きつい勾配の区間をこのペースで走れて安心と同時に去年のことが頭をよぎり足が攣らないかビクビクしてました。

1合目〜2合目

この区間は最初はまだ勾配があるのですが、中盤から後半は勾配が4%前後になるので、ここが一回目のペースアップ区間になります。

序盤の登りで足を使っているのでここで休みたくなるのを我慢して、黒ジャージさんと一緒にペースを上げていきます。

この人たぶん私より速いけど後半に向けて少し抑えて走っているようでちょっと頑張ればついていける。

いいペーサー見つけたのでこの人と行けるところまで頑張ろうと決めました。

いつも1人なので感じたことありませんでした、前を走っている人を追いかけるのがこんなに楽なんだと実感しました(肉体的にはきついですか)

1人だとパワー、心拍、ケイデンス、経過タイムを見ながら周りにぶつからないように考えながら走らないといけませんが、ここまで一緒に登ってきてこの人について行けばブロンズペースでいけるというのがわかったのであとは何も考えずについていくことに集中できました。

ただ相変わらず、人が多くて横に広がっていたりするので抜くときに非常にストレスを感じていました。

2合目〜3合目

この区間は最初に7%前後の勾配がありますがそれを過ぎればをおちつくので、ケイデンス重視で足に負担をかけずに、緩んだ区間で少し重いギアで踏むことで心拍と筋疲労のバランスを取るように走りました。

ここでちらっとタイムを見ると目標タイムより2分半弱速いペースで登ってきたことに気づく、その瞬間足が若干ぴくついた感じがした。

急いで水をの多めに飲んで、様子を見たがまだ大丈夫だけどこのままのペースでいったら3合目以降速度上がったら足攣るかもしれないと思い、黒ジャージさんとは別れを告げて一人旅に切り替えて重いギアをやめてケイデンス重視で回復するまで負荷を減らしながら走りました。

心拍も185くらいだったのでペース早かったんだなと実感、ここからペースをコントロールして2分差を維持できるように走りました。

一応PWR3倍切らないようにはしていましたが。

3合目〜4合目

この区間はどの1kmを取っても平均勾配が一定になっている区間なので淡々と踏むだけの区間という印象です。

ここでのタイムが結構重要と位置付けていたので、ここからは足の攣りを覚悟で目一杯踏んでいきました。

ケイデンスを上げ過ぎると心拍上がって速度維持ができない私はきつくてもギアを落とさずに踏み続けました。

具体的には、ケイデンスだと60〜70の間で回し200Wを下回らないように出力管理をしていました。

なぜ私がこの区間を重要と思っているかというと、勾配きつい区間だと必然的に踏むのでパワーでるのですが、緩斜面だと慣性で進むのでなんとなく走れている感がでてしまいサボってしまうのです。試走の時もふとパワーを確認すると160Wくらいで走っていたりするので200Wを嫌いないことを厳守しました。

3合目直前で別れてしまった黒ジャージさんがいればもう少し楽に走れたのですが、この区間をソロで走るのは結構きつかったです。

やっぱ足が合う人と一緒に走ることは大事だなーみたいなことを考えながら走っていました。

4合目の手前には大沢駐車場があるのでここのカーブを曲がってから勾配がまた緩むので4合目看板まで速度上げていきます。

1合目から大沢駐車場までもPRを出せておりこの時にはブロンズ行けそうだなとなんとなく思い始めました。

4合目〜5合目ゴール

4合目からは少し勾配上がって、その後山岳スプリット区間があるのでここを耐えたらゴールまでもうすぐ。

ここでいかに足を緩めないかが大切なのですが、一瞬ブロンズいけそうじゃね?がちらついた私は少し緩めしまい試走で一番良かったタイムより30秒も落としました。

油断してはダメですね〜ただ走っていた時にはしっかり踏めているつもりだったのですが・・なぜでしょう。

最後の平坦区間は風が強かったので誰かとトレイン組みたかったのですが、タイミングに恵まれず単独でゴールまで走り切りました。

最後の坂まで足に来てやばかったですねー心拍もやばくて200行った時は焦りました。

ただ、この富士ヒル中に終始思ったのは呼吸が圧倒的にかわったな〜ということで、隣を走っていた人の呼吸が浅くはあはあしてるなか、自分はスーハースーハーと呼吸が深くできていることを他人の呼吸と比較して感じました。

エアロフィットの効果でてるんじゃないかなーと思ったのです。本当に3ヶ月呼吸筋トレーニング頑張った成果ありました。

さてさて結果ですが、無事にブロンズを獲得できました。タイムの方が、

1時間26分台ギリギリという結果になりまして、3分の余裕を持って目標達成でした。

まとめ


今年は富士ヒルリベンジを掲げて臨んだレースでしたが、無事にブロンズ獲得という最高の結果でした。

子育てパパで、週一しかトレーニングできなくても目的を持って常にどうすれば速く走れるか考えながら取り組めばブロンズ獲得できるんだと証明することができました。

できない言い訳したらキリがないし、そんなこと言っていても速くならない。

今置かれている環境の中でできることを考えて取り組むことでいい結果を得られた貴重な経験でした。

私自身も人の環境を羨んで、あの人は独身で時間があるとか、もとから体重が軽いしクライマー向きだったとか、足が会う仲間がいるからトレイン組めるじゃんとか、トレーニングを一緒にしてくれる仲間がいるとか色々思ってしまったことがありましたが、今年一年は他人のことではなく自分のことだけを考えてロードバイクに向き合えたのがブロンズ達成の要因
だったと感じています。他人の不平不満を言っても自分のタイムが1秒も速くならない。

来年はシルバーと言いたい所ですが、まずは80分ギリを目指してまたトレーニングとダイエットをしていきたいと思います。

来年まで富士山とはしばしお別れです、っているかもうしばらく登りたくない。笑

これからブロンズを目指したいと思っている方の参考になれば幸いです。

少なくても今回、私の去年のタイムと同じくらいの人であれば1年でブロンズは達成できると思いますので試走たくさんしてみてくださいね

それでは、良いサイクルライフを!

ABOUT ME
サイ
こんにちわ、管理人のサイです。自転車歴4年、愛車は「lapierre sensium500」当サイトは、自転車の魅力を発信することでサイクリスト人口を増やす「サイクリスト増殖計画」をコンセプトに立ち上げたブログになります。グルメライドをメインに色々な場所の美味しいものを食べるために週末ライドのログを発信していきます。ロードバイク初心者向けの情報も自分なりに調べて配信します。
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