ロードバイクを乗るならハンドシグナルとマナーは必須で覚えておきましょう。
こんにちは、サイログです。
ロードバイクには車と違って、右左折時や止まる時にウィンカーなどがないので他者に知らせるためにはハンドシグナルを使う必要があります。
これを知らないと複数人で走行するときや後続車との間でディスコミュニケーションが発生して交通事故や落車などが起こる可能性があります。
基本的にどの地域でもそこまで変わりはないと思いますので基礎知識を習得してから安全に自転車を楽しんでください。
サイクリスト必須のハンドシグナルとマナーとは
ロードバイクが遵守すべき法律とは
道路交通法上、自転車は「軽車両」と位置付けられています。
したがって車道と歩道の区別があるところは車道通行が原則となっています。
そのため自転車は、道路の左側に寄って通行しなければいけないということを覚えておきましょう。
ただし、安全のためやむを得ない場合に歩道を通行する場合は、車道寄りの部分を徐行(歩行者が優先です)しなければなりません。
①道路工事や連続駐車などで車道の左側部分が通行困難な場合
②著しくクルマなどの交通量が多く、かつ、車道の幅が狭いなどのため、接触事故の危険がある場合
こう言った場合は歩道を通行するケースもあります。
平坦での気をつけること
集団で走行する場合には、縦に長くなりすぎないように注意しましょう。
多くても6人くらいずつでグループを分けると万が一の際にも動きやすいと思います。
あとは、集団が長くなりすぎると信号で中切れが起きたり、先頭がギリギリで突入すると後方の人が信号無視をしてでも着いていったりして危険な場合がありますので注意しましょう。
また、集団が長いと後方から来る車も追い抜きづらいので危険です。
並列走行は絶対にしないようにしましょう。
ついついグループライドしてるとやりがちですが、非常に危険です。追い越してくる車もそうですし、万が一ペットボトルなどが落ちていて避けようと思っても隣に人がいるとスペースがないなんてケースもあります。
ハンドル同士がぶつかってバランスを崩すこともありますので注意しましょう
下りで気をつけること
下りはついつい速度をだしてしまいがちです。
速度がでればでるほど視界が狭まりますし一瞬の判断が命取りになります。
できる限り、速度を抑えて自分がバイクをコントロールできるスピードで下りましょう。
- 怖くないスピード
- オーバーランしないスピード
- 転ばないスピード
- 前方で何かあっても避けれるスピード
これを肝に銘じて事故なく安全に走行しましょう。
どんなに下りが得意でも外部要因でバイクコントロールができなくなる時はありますので注意しましょう。
上りで気をつけること
登りは平坦や下りのように速度は出ていないので比較的転んでも大怪我はありませんが、同様に注意は必要です。
登りでは、ふらふら登らないようにしましょう。後続車とぶつかる可能性があります。
逆に登っている時に、前のサイクリストを追い越す時には声をかけてあげましょう。
これをすることで、相手が蛇行登りをやめてくれたり注意してくれます。また追い越す際はギリギリではなく余裕をもっていきましょう。
登りに必死だと後ろからの人に気付かない時が往々にしてありますので声がけ大事です。
サイクリストとすれ違う時のマナー
サイクリスト同士の挨拶なんですが、バイク乗りが手をあげたりするのと同じです。
私もすれ違ったら基本的には行っています。
多い順に挨拶方法を書いていきたいと思います。
- 会釈する:これが一般的かと思います。
- 手を上げる:上級者の方に多い印象です。
- 声をかける:こんにちわーが多いかな
私は、個人的に手をあげてくれる人みるとかっこいいーってなります。
ハンドルから軽く手を浮かせて挨拶されるとオシャレってなりますねーでも自分では調子に乗ってると思われたら嫌なのでできないですが。
たまに無視したり挨拶をしない人もいますが、強制ではないのでそこまで気にせずに軽い気持ちで挨拶してみましょう。
同じサイクリストなので気持ち良く挨拶したいものですね。
ロードバイクのハンドシグナル(ハンドサイン)の基本
道路交通法で定められたハンドサインもあるのですが、実際はあまり使っている人がいない印象です。
相手に伝わないと意味がないので、サイクリスト共有のハンドサインについて紹介していきたいと思います。
安全に走行するために、基本的な合図とタイミングについては一緒に走る人とは共有しておきましょう。
意外と地域によったりチームによってアレンジされてたりするので注意しましょうね。
止まれ
止まれが一番使いますのでマストで覚えておきましょう。
もっとも一般的なものは右手を腰のあたりでグーにする方法です。
または、腰のあたりでグーパーグーパーすることで止まれの合図になります。
そのほかにも、右腿の外側あたりで手のひらを後方に見せつけて出すやり方などもあります。
右折・左折
腕を曲がりたい方向へ水平にあげて指を指します。
これは一般的なのでみたらわかると思いますが、たまにアレンジをしている人もいます。
例えば、指を銃を打つような形にして右を指す合図なんかもあるのでその辺りはわかるようになるしかありません。
いろんな人の合図を見てれば自然と変則的なものでも右折だなと理解できるようになります。
減速
減速は手を地面に押し下げるような仕草を何度か行います。
イメージはバスケットボールのドリブル時の手の動きを思い浮かべてみてください。
信号の近くや下りの終わる付近で使うことが多いので覚えておきましょう。
注意喚起
路面注意も意外と使う機会があります。
路面に障害物や段差など走行に支障をきたすものがある場合に後続に注意を促すために行う合図です。
一般的にはその障害物を指で指します。または、指差しクルクル円を描きます。
これは本当に注意しないと落車の危険性もありますので覚えておきましょう。
避けろ、左右に寄れ
前方に歩行者や駐車してある車があり避ける場合にこのハンドシグナルが使われます。
私がいままで見てきた中では2種類の合図があります。
- 腕を水平にあげてそこから壁を押すようなジェスチャーをする
- 腕を後ろに伸ばして曲がって欲しい方向に手を振る
ちょっと文章では表現が難しいが、このサインは間違えやすいので自転車に乗る前に合図の確認をしっかり行いましょう。
私は、②のハンドシグナルを行なっています。
先にどうぞ
これは追い越して欲しい時に行います。
後続車が来ており先に行かせたい場合には、右手を後方から前方へ向けて送る動きをします。
イメージとしてはボーリングの球を投げる時の仕草を手のひらを前方に向けてやる感じです。
先頭交代
グループで集団走行をしていると先頭交代をするケースがあります。
その際には交代して欲しい旨を合図で送るのですが、高速で巡航している際にハンドルから手を離すのは怖いですし危ないですよね。
そのため、ハンドルを握ったままで肘を横に出す仕草をします。
その他にも、変わって欲しい時に後方を見る仕草をするってケースもあります。
あとは、先に紹介したお先にどうぞジェスチャーをする人もいますので色々な方法があります。
まとめ
今回は、サイクリストの基本ルールとマナーに関して以下を紹介しました。
- 守るべき法律について
- 平坦、下り、上りで気をつけること
- サイクリストの挨拶
- ハンドシグナル:止まれ
- ハンドシグナル:右折・左折
- ハンドシグナル:減速
- ハンドシグナル:注意喚起
- ハンドシグナル:お先にどうぞ
- ハンドシグナル:先頭交代
- ハンドシグナル:避けろ、左右に寄れ
ロードバイクを楽しく安全にできるようにルールとハンドシグナルはしっかり覚えましょう。