2022年9月24日に長岡サイクリングフェスが開催されました。
ここ2年間はコロナ対策として県内在住者のみの参加に限定されていたので、今年は2年ぶりに全国から参加者を募集していました。
以前から好きなサイクルイベントの一つで初めて参加したイベントでもありますので思い入れが強いイベントでもあります。
エイドも地域の名物などが食べれて美味しいし、コースも登りごたえがあり満足度高いです。
以前は、イベント後に出店などもありゴール後も食べまくれてグルメライドとしても魅力的でしたが、サイクルボトルの抽選やロードバイクのオークションなどもあって他とは違う良いイベントでした。
確か何年か前はCAAD12が5万くらいで落札されていた記憶がありますので今年もそういうイベントがあるのか楽しみです。
さて、今回は天候に恵まれず台風の接近があり大雨の中開催になりましたがDNSせずに参加してきましたのでレポートしたいと思います。
長岡サイクリングフェス2022
イベントの概要
山古志の復興を祈って始まった長岡チャレンジサイクリングから10年が経過して、ひと段落したことで名称もサイクリングフェスに変更になりパワーアップして帰ってきました。
前身のチャレンジサイクリングの時は、長岡市営スキー〜蓬平温泉〜山古志〜魚沼地域〜栃尾地域〜道院高原〜八方台でゴールという110km2000UPのコースだったのですが、コースも変更になっており、大きな変更点からいうとまずは反時計回りから時計回りになりました。
つまり、長岡市営スキー場〜八方台〜栃尾地域〜魚沼地域〜山古志〜蓬平温泉〜ゴールを周る90km1600upになっております。上りが一つ減ったことで参加しやすくなったのではないでしょうか?また、メインコース以外にもミドルコース45kmがあるので足に自信がない方や子供でも一緒に楽しめるイベントとなっています。
各エイドステーションではドリンクと各地域の旬の農産物を使ったエネルギー補給食を提供しゴール後のメイン会場では、新潟県内の美味しい食べ物を販売するキッチンカーが出店するマルシェ、音楽やダンスパフィーマンスなどのアトラクションをあるので参加者だけでなく付き添いできた方やミドルコースで早くゴールしたお子様などと満喫できます。
長岡市営スキー場〜第一エイド道の駅とちお
今回の長岡サイクリングフェス2022は大雨の中、7:15から開会式が始まりました。
20分程度だと思いますが、実行委員会の方や市議会委員の方などのありがたいお話を聞いてスタートの準備を開始します。
例年参加者が多くメインコースは600名募集されていたので後ろに並ぶとスタートが遅くなるので、先頭ででれるように一番前をキープしたのですが、流石に大雨だったためDNSが多かったのか200名もいない感じでしたので、急がなくても先頭グループでスタートできました。
地元のサポートライダーが先導する形で走るのですが、明らかにめっちゃ強そうな2人だったので、今日の目標としては先頭のサポートライダーについていくことにしました。
レースとかではないので順位を競うわけではないのですが、雨なので早くゴールしたいと言うのと自分の脚力で先頭グループについていけるか試してみたかったからです。
雨で霧が出ており景色も楽しめないし、ボッチ参加だったのでゆっくり走ってもなーと言う感じでした。
さて、大雨の中スタートしたのですが、序盤からすでに速度域が異常でした最初の1kmで後ろともう差がつき始めていました。
今まで走ったことなかったのでわからなかったですが、先頭集団は本当にトレーニングになっています。
コース変更もあり、脚も暖まらない中すぐに最初の難関である八方台の5kmの上りが始まります。
長岡チャレンジサイクリングの時は、平坦区間から徐々に登りに入っていくのでアップも出来たのですが時計回りコースはいきなり上りなのできつい。
最初の5kmで足終わらせるわけにはいかないけど、温存できる雰囲気ではない。いいペースの人を見つけてツキイチで登っていきますがPWR3.0〜4.0倍だったと思います。
相当きついペースで千切れそうになりながらも何とか食らいつき頂上まで辿り着きました。
八方台は5.2kmで平均勾配6.2%なので緩くはないけど激坂でもないと言う感じです。
道も悪くないし九十九折りになっているので比較的登りやすい峠だと思います。
頂上からは道の駅までほとんど降り基調になりますので、ここで足を回復しながら走っていたのですが、雨の影響でブレーキが全然効かないので恐怖でした。
安全マージンをしっかりとらないと何かあったときに止まれなくて落車の危険がありそうでした。こういう時にディスクブレーキだったらなーと思います。
リムブレーキでずっとブレーキ握っていると握力がなくなり手が痛くなりました。雨走行は本当に危険。
そんなことを考えながらゆっくり降っていると登りで千切れた方が追いついてきました。
この時には先頭集団は15名程度で、そのまま最初のエイドになっている「道の駅とちお」に到着しました。
第一エイドは19km地点くらいだったと思います。
第一エイド:道の駅とちお
道の駅とちおでのエイドグルメを紹介します。
とちお銘菓玉勘の景虎ポテトと景虎ショコラのどちらか一つをいただけます。
飲み物は、水、お茶、コーラの三種類が準備されています。
そしてなんといっても栃尾といえば油揚げですよね。
目の前で揚げてくれたふっくら油揚げは最高でした。
雨で冷たい体には温かいあぶらあげと甘いポテトがめっちゃ染みました。
あぶらあげおかわりしたいくらい旨すぎましたので是非イベント参加した際には楽しみにしていて欲しいと思います。
さて、食事が終わるとすでにサポートライダーの方がバイクを準備しているではありませんか。
また地獄の行軍が始まります。
40km地点の第二エイド「野山の幸資料館跡地」を目指します
第一エイドを出てからもすぐに緩斜面のだらだら上りが始まります。
雨だったので写真もとれずどんかコースだったかもイメージしずらいと思いますが、晴れていれば山間部の木々や棚田を見ながら走れるいいコースなんです。
以前のコースであれば道の駅とちおから道院高原という登り区間があったのですがここがなくなっていますので少しは気が楽ですね。
栃尾だら坂と呼ばれる5km弱3.6%の区間を淡々と登っていきますが、とにかく先頭が速いので15名いた先頭集団がばらけ始めてました。
この区間が過ぎるとすぐに越後ハーブ香園入広瀬までの登りが始まるのでここでは先頭グループのメンバーについていきます。
なんとかだら坂区間を通過して上りが始まりますが、3km平均勾配5%になりますのでPWR3.5くらいで登っていきます。
登り終わった時には後ろを見ると6名になっていました。この区間だいぶ厳しかった印象ですね。
先頭のサポートライダー2名は明らかに余力を残していましたが、私含め満身創痍な感じでしたね。
ただ、外国人の方がいらっしゃったのですが、体格がよく80kgくらいありそうな感じでしたがパワーで登りをこなしていて驚愕しました。
ポテンシャルが違うなーこれで体もっと絞ったらより登れるようになるのかと思うと驚きです。
外国人さんに目を奪われておりハーブ園を見逃したのは残念でしたら、すごく綺麗なところなので次回は写真くらいとりたいと思います。
ハーブ園HPを載せておきますので気になった方は見てみてください。
ここを過ぎると、第二エイドの野山の幸資料館跡地に到着です。スタートから40km地点です。
第二エイド:野山の幸資料館跡地
第二エイドグルメを紹介したいと思います。
まず最初はおにぎりと漬物です。
魚沼といえばコシヒカリですよね。さけとしぐれのおにぎりでしたが、めっちゃうまかったです。
美味しいお米はやっぱり違うんでしょうかー1.5倍増しでおいしかったです。
次に、笹団子ですねー新潟といえばお土産買う人も多いのではないでしょうか?
もちもちの生地とつぶあんが最高の組み合わせですね、一口でぺろっりでした。
あとはデザートとして、魚沼産コシヒカリの米粉100%使用のハードバームクーヘンです。
上にかかってる粉砂糖と生地の弾力が心地いい食感でしたが、粉砂糖がめっちゃ舞うので注意ですね。
糖分補給にはもってこいなので良い補給食になりました。
エイドグルメ一覧
山古志闘牛場を抜けて最終エイドへ
エイド後はしばらく魚沼地域の市街地区間を走っていきますがここは平坦、降り基調なので食後の腹ごなしにはもってこいですね。
ただ、このあと最後の登りになる山古志闘牛場までの上りがありますので足を貯めておきたいと思います。
ちなみに、第二エイドをスタートしてすぐに鏡ヶ池と呼ばれる女神の伝説が残る池があるそうですので近くを通ったら行ってみてもいいかもしれません。
市街地を抜けてまた山の区間が始まってくると一気にペースアップが始まります、私の前を走っていた方がドロップしてきて集団の中切れが起き始めたタイミングで、先頭グループにジョインしたいけど足使いたくないなーと悩んでいるとさらに後方から2名追いかけ始めたのでそこに乗せてもらい無事に先頭グループに復帰できました。
後から聞いたのですが、この後の曲がり角に警備員が立っていなくて多くの参加者が違うルートにいってしまうトラブルがあったみたいなので、サポートライダーが見える位置で走ってよかったと思いましたが、コースアウトした参加者の方は大変だったと思います。
ほとんどの場所に看板や警備員や警察の方まで誘導してくれていたのにこの1箇所なかったせいでコース間違えた参加者からクレームなどあったらかわいそうだなと思いましたねー他の場所は完璧だったしこんな運営がしっかりしているイベントは少ないと思うので。
話が脱線しましたが、山古志での最後の登りは勾配もきついし辛いんですが、登った後の景色が最高でした。
この一瞬だけ雨が止んで景色が見れたのですが、登ってきたルートと棚田などを見下ろしてみるとなぜ写真撮らなかったんだと後悔するくらい絶景でした。
さて、登り終えるとあとは羽黒トンネルを通過したら最終エイドの山古志支所になります。
ここまで走ってきて思ったのは、登り結構辛いし、トンネルが割と多いなーって感じでした。
リアとフロントのライトをしっかり点灯しないと本当に危ないと感じましたので参加される方は準備しましょう。
私もリアライトは常時点灯にしてますし、フロントもしっかりトンネル入る前に点けてましたが、無灯火の人が前を走っていると距離感掴めず怖いので事故がないように忘れないでおきたいですね。
そういえば先日の山梨フルーツライドも雨でフロントライトが壊れたので新しくOlight RN400を購入しました。
明るいに越したことはないのですが、重量や値段、安全性などを天秤にかけてとりあえずRN400を買ってみましたのでちょっと紹介します。
金額は手頃でしたけど、性能としては最低限の基準はクリアできるものだと感じました。
もっと明るい方が視認性も向上して安全だとは思いますが、それを言えばキリがないのでひとまずはこれを愛用しようと思います。
大きさ的にも邪魔にならないし、装着も簡単でしたのでちょうどいい商品だと思います。
最終エイド〜ゴール
最終エイドは食べ物はありませんで、飲み物だけでした。
疲れていたのでちょっと甘いものでも食べたかったのですが、ゴール後のキッチンカーがでているのでそこで食べることにしました。
休憩後はゴールまでちょっとだけアップダウンをして、長い降りを消化して最後は平坦基調を走ってゴールになります。
案の定、最終エイドを出た後めちゃくちゃハイペースでの走り始めてPWR5倍くらいのペースだったので何とか耐えてましたが、周りが千切れ始めていき、ああーこのままだと1分後にはちぎれるなーと思った先が頂上だったのでそのまま下りに入れて難を逃れました。
下りも高速だったので何度かひやっとするコーナリングをしたところもありましたが、無事に平坦区間まで入れまして前方には3名ちらっとうしろを見たら1名とほとんど千切れていませんでした。
無事に最後まで残れたと思った矢先にペースアップが始まりました、ここからゴールまで40km/hの速度で走るのですが、雨のせいで後ろに着くと水飛沫が上がり前が見えなくなるのと口に入るため呼吸がしづらくなるので、ちょっとラインをずらして後ろにつかないといけないので空気抵抗があるので速度維持が辛い。
3番手で走っていたのですが、徐々に差が出来てきてその度なんとか踏んで追いつくの繰り返しでキツくなり、合図をして後ろの2名に先に行ってもらいました。
もうすぐゴールなのにここで終わりか〜と思っていると右折のためにスピードを落としているではないですか、一時停止の標識を見つけた瞬間に足の回復のために踏み止めました。
ちょうどよく車も来ており前方の4名が待っている間に追いつきました。
そこから右折していくと最後のゴールまでちょっとだけ上り基調になっていますので、ここの直線でアタックがかかるだろうと予測して後方で備えていると始まりました。
レースではないけれど、ここまでくると最後のアタック合戦するだろうと皆の共通認識があり速度があがります。
先ほど少し休めたおかげで最後のアタックに反応できてついていけました。
外人の方を先頭にサポートライダーの方、私の3人が先行し後方2名はついて来れていない。
最後スプリントしてみたいなーと考えていると、隣にいたサポートライダーの方が早駆けしていました。
出遅れたと思って急いでダンシングするも追いつかずそのまま3番目でゴールゲートを潜りました。
クリテリウムなどには出たことはないですが、レースの最終局面ってこんな感じなのかもしれないと思える良い経験でした。
終わったあとはサポートライダーの方が最後めっちゃきつかったですねーお疲れ様でしたと声をかけてくれました。
本当に楽しい90kmを走ることができました、運営の方をはじめサポートライダーの皆さまに感謝ですね。
ゴール後は景品のタオルとキッチンカーで使える500円チケットをもらいましたが、会場に椅子は用意されていますが屋根がないのでびしょ濡れになりそうなのでキッチンカー「まーちゃん」でたこやきを購入して車まで食べました。
せっかく色々なお店が出店していたのに雨で人も全然おらず閑散としていたのが残念でした。
3年前に参加した時は椅子も座れないくらいたくさんの参加者がいたので、またあの活気ある感じがみたいですねー来年も参加したいと思います。
そして、今年は楽しみにしていたじゃんけん大会やオークションなどもありませんでしたが、サイクリングフェスに変更になったのでやらないことになったのかもしれないですね。
たまたまチャレンジサイクリングが最後の年だったのでやっただけだったのか?わかりませんが残念でした。
来年は晴れることを祈って楽しみに待っていたいと思いますので、参加してみたいなと思った方は是非来年一緒に参加しましょう。
それでは、良いサイクルライフを!