こんにちわ、貧客クライマーサイログです!
福島県から友人が来てくれるとのことで、久々のロングライドをすることになりました。
最近はソロライドばかりだったので、人と一緒に走れることが非常に楽しみでした。
今回は遠征してきてくれるので、景色を楽しみながらゆっくり行こうということに・・・
これはいわゆる「ゆるポタ」ってやつですね。
そう!この時の私はまだ知る由もなかった・・・
過酷なサバイバルヒルクライムとゆるポタ詐欺にあう運命に。。。
今日は、過酷なサイクリングからなんとか生還した体験談と学んだ教訓をお伝えします!
観光スポットも紹介するよ♪
ライドに行く前に準備すべき3つのこと
今回のライドでは色々と準備不足だったため苦行となりました。
自分自身への戒めの意味を込めて記事にしようと思います。
聞いてみれば、「そんなの当たり前じゃん」と思うことですが、意外と忘れがちなこともあると思うので確認してみてください!
走行ルートは事前に確認すること
私は、今回のライドでは自分よりロード歴が長い友人とのライドでした。
さらに、友人から八幡平に登りたいからこのルートで行きたいと要望を受けていたため、自分ではルート事前に見てましたが「走行距離」と「獲得標高」を八幡平の部分だけしか調べていませんでした。
結論をお伝えすると、
- 往路はずっと登り基調
- 途中で600UPの上り
- 600UP後、下ったらすぐにメインのヒルクライム1000UP
- 下ったらまた600UP
- 帰路は、平坦基調で高速巡航
という過酷な状況に完全に足が終わりました。
全長130キロほどのライドでしたが、上りのスポットが連続だったため足を休める暇なしで
登らないといけないため疲労がやばくて詰みました。
どれくらい登るのかによって走り方やペースが変わってきます。
どれくらい登るのかわからないままヒルクライムに挑むと心が折れます。
補給食は念の為準備すること
補給食の準備ですが、近距離や慣れたルートなら必要量がわかりますよね。それは大丈夫!
ただ初めてのルートを走るときには、多めに持っていきましょう!
こう思った人は要注意
- どこかで昼食取るし大丈夫だろう
- 朝ごはんいっぱい食べれば大丈夫だろう
- 途中のコンビニで補給すれば大丈夫だろう
- そこまでペース上げなければ問題ないだろう
私は、このように思ってライドに出発しました!
このあと、予想外の出来事が起きたため完全にハンガーノックになり終わりました!
今回のライドでは、補給食はゼリーを一つだけは背中のポケットに入れていました。
足りない分は、昼飯も食べるしコンビニで必要分を補給すればいいや。
夏だしパンとかだと衛生面が心配だし、一つくらいはコンビニあるだろうと・・・
この日走ったルート上にコンビニは一つもありませんでした。
考えられますか?130キロ走ってコンビニがただの一つもないなんて。
終わりました、もっと補給食は持っておくべきでした。
ゼリーだけでなく腹持ちのよい固形食は必ず持っていった方がいいです。なにがあるかわかりません。
正直、ライド前日までに準備しておくのも、当日準備もめんどくさいと思ってしまった自分をぶん殴りたいですね。
みなさんは、ロングライドをする時で普段走らないルートの時は必ず準備しておいてください。
ハンガーノックになり山の中で足がなくなったときに絶望感は計り知れない。
せめて、「スポーツようかん」のようにコンパクトに携帯できるものは持っていた方が良いですね。
ちなみに、山頂のレストハウスの食堂は昨今の状況から当たり前なのです、閉まっていました。
絶望でした!あったかいラーメン食べたかったのにーーーーー。
一緒に走る人の脚力は正確に把握するべし
ロードバイク乗りが一度は経験しているあるあるがあります。
それは、「大丈夫!今日はゆるポタだから」・・・そうゆるポタ詐欺ですね。
これで痛い目を見たことがある人は多いのではないでしょうか?
確かに一部部分だけ切り取ってみればゆるーく走っている場所もあるんですが、
基本的に・・・
・登りになると自分のペースじゃないと逆に疲れるんだよねと速度が上がります。
・帰りはゆっくり行こうと言う人は、たいてい帰り道めっちゃ巡航速度あげる
・後ろについて頑張れと応援するふりをして、足をゆるめ辛い雰囲気をだしてくる
どうでしょうか?結構こう言う人いるのではないですか?
偏見かもしれませんが、脚力ある人はゆるポタで満足するなんてことはありません。
どこかで速度違反をかましてきますので注意です。
とりあえず、一緒に走る人が自分の実力と乖離が大きいなら苦行になるでしょう・・・私の今までの統計ではこれは高確率で起こります!笑
本日の走行ルート紹介
獲得標高えぐいことになってますね!笑
- コースの路面状況や走りやすさ
- 観光スポット
- 補給ポイント
- 実際に走ってみてのキツさ
それでは、順番に紹介していきますので、楽しんでいただけたら幸いです♪
スタート:田沢湖レストハウス
ここは広い駐車場になっておりますので、車で来る際には便利ですね。トイレもあります。
目の前に大きな田沢湖の看板もありますので、写真スポットでもあります。
ここから遊覧船もでてますので、ライド後に楽しむこともできます。
スポット①:玉川ダム
R341高原入り口からひたすら北上していくと八幡平アスピーテラインに到着するのでルートとしては非常に簡単になっています。
田沢湖から25キロくらいのところに、玉川ダムがあるので休憩ができます!
ここまで、コンビニはゼロですねー自販機はいくつかありますので、ここまでのどこかで補給することをおすすめします。
このあとは、自販機がしばらくありませんので!
玉川ダムにはトイレなどもあるので休憩にはうってつけです!
景色もとても綺麗でしたので愛車とパシャリ!
下を眺めると、芝生が文字になっています♪
ダムには鐘もあるのでのぼって鳴らすこともできます!
ちょっとした休憩にはとても良いスポットでした!ベンチもあるのでゆったりできますね!
スポット②一つ目のヒルクライム
全長9キロで平均斜度4%弱なのですが、体感ではもっときついですね。
と言うのも、所々で斜度が10%超えるところがあるため普通に足に負荷かかります。
ただ、観光スポットへのルートとのことでバスが定期的に通ってますので、最悪はバスに乗って帰ることもできます。
路面も非常に走りやすく問題ないですが、
最大の敵は・・・野生動物がでないか?という恐怖心です。
山の頂上に向かうにつれて、テープがたくさん貼られていて「入山禁止、熊被害防止のため」と書いてあります。
えっ!!!ここそんな熊でるん?
登ってる最中にでたら終わりなんですけどー!
せめてでるなら下り方面に逃げられるように前から来てと願っていました。
結局出ませんでした、友人に離されないように必死で登ったんで本番前に足使いました。
スポット③:八幡平アスピーテライン
最初のヒルクライムが終わりくだると右手に「八幡平アスピーテライン」と言う看板が現れます!
- 距 離:16キロ
- 獲得標高:945m
- 平均斜度:5.7%
ヒルクライムにしては結構距離が長いため大変なのでビギナーの方は少々きついかもしれません。
斜度というよりも長い時間足を回さないといけないのでペース配分間違うと厳しいですね。
道路の舗装は比較的しっかりされていますので、そこまで悪い感じはしなかったです。
最初の区間は、ストレートに登っていく感じですね九十九折りが現れるのは後半戦です。
まずは、一旦4キロ先の八幡平ビジターセンターを目指します!
ここではトイレ休憩とドリンクの補給ができますが、ゴミ捨て場がないのでポケットにいれて持っていくことになります。
この先の休憩所がもう一つあるのですがそこにゴミ箱あります。
ちなみにビジターセンターの2階は小さな博物館?みたいなのになっております。
スポット④:蒸ノ湯休憩所
ビジターセンターから3キロくらい登ると硫黄の香りがしてきます。
ここでは最後の休憩スポットの蒸ノ湯温泉の休憩所があり自販機があります。
ここからは、本格的なヒルクライムが始まりますので気合入れてくださいね。
でもその前に、この蒸ノ湯温泉は天然温泉が湧いているようで道路の横を見てみると、
ボコボコ温泉が噴き出ていて不思議な光景を見ることができます。
自転車の後ろから煙がでていますよねー拡大するとこんな感じ。
スポット⑤:大深沢展望台〜頂上
休憩所からは一気に頂上まで登っていきます!
九十九折りが本当にきついですねーギアもインターローで登ってました!
ただ、苦行を乗り越えた先には絶景が待っています!この日はあいにく曇りでしたが!
頂上にはレストハウスがあります!写真スポットもあります!
今だに残雪が残っていて綺麗でしたが、非常に寒かったです。
そして、頂上のレストランはしまっていたため、暖かい食べ物は補給できず。
お土産コーナーで売っていたお菓子や菓子パンで凌ぎました。笑
観光情報:八幡平とドラゴンアイ
八幡平ってどんなところか知らない人のために紹介します!
八幡平(はちまんたい)は、奥羽山脈北部の山群である。標高は1,614 m。岩手県と秋田県にほぼ等面積で広がる。広い高原上のあちこちに様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在する。山域は1956年(昭和31年)に十和田八幡平国立公園に指定されている。
八幡平には展望が良い山が3ヶ所あり、「八幡平三大展望地」と言われている。畚岳、源太森、茶臼岳がそれである。
1993年(平成5年)に頂上付近の見返峠の駐車場で料金徴収が開始された。これは、有料道路であった八幡平アスピーテラインが無料化されたことと、松川温泉と藤七温泉を結ぶ樹海ラインの開通により、利用者の急増が見込まれるため、利用者に自然保護の負担を求めることが目的である。駐車料金は、公園施設の維持管理と美化清掃などの費用として使われている。
5月の下旬から6月の上旬にかけて、八幡平頂上付近の鏡沼の雪解け状況がまるで竜の目のように見えることから、「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
八幡平ドラゴンアイは神秘の絶景
5月下旬から6月上旬の約2週間しかみることができない幻の絶景です。
ある条件下でしか見ることができないので、自然条件が一致したときにのみ開眼するそうです♪
気になる方は検索してみてください!
帰路クライムと高速巡航の恐怖
ついに頂上到着したので、あとは帰るだけなのですが、帰路にも下ってきた山を超えないといけません。
このコースの難点は上り下りが近い距離にありますので、八幡平をくだったら速攻でまた上りになります。
平坦で少し足を休ませながらの巡航なんてものはありません。すぐ登ります。
この1000UPした後にすぐまた登るのが非常にキツかったです。このコースは足に自信がある人向けですね。
ここを登り切ればあとは平坦と下り基調だからここが山場だと思いながら必死に登りました。
やっと、ゆっくりできるな〜と思ったら帰りが遅くならないように、下り基調だし少し速度上げて帰ろうと提案がありました。
少し速度を上げて・・・・平均35km~38kmで巡航して帰る羽目になりました!
2300UP以上登ったあとの高速巡航は地獄でした。
そしてこの区間は自販機もコンビニもないので、水不足になりながら必死で踏みました。
ゴールの田沢湖についた時には、両足とも攣る一歩手前で足がプルプルしてました。
ライドを通して学んだ教訓
久しぶりに追い込んだロングライドになりました!
- コースは事前に調べておくべし
- 補給食は多めに持つべし
- 人と一緒に走ると頑張れるし成長できる
- ゆるポタという言葉は信じない
ライドに行く前から戦いは始まっているのだなと実感しました。
ロングライドは準備が8割でした。
まとめ
今回は、秋田県と岩手県の県境の八幡平アスピーテラインにロングライドしてきました!
交通量も少なく、かつ路面もよく走りやすかったです。
ヒルクライムが好きな人や絶景を見たい人にはおすすめのルートになります。
ただ、補給ポイントが少ないので補給食はある程度準備していくことをお勧めします。
今回は少し時期的に微妙でしたが、来年は「八幡平ドラゴンアイ」を拝みにいきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございます。
以上、参考になれば嬉しいです。では、また!!