富士山をロードで登るやつだいたい変態・・・・
こんにちわ、サイです。
富士ヒルクライムの初参加が決まったので試走に行ってきました。
流石に、ぶっつけ本番はまずいと思い一回は登っておこうと思い、チームメンバーに連れて行ってもらいました。
今の実力を図るために全力で登ってきたので、コース状況とか勾配など遠方で試走に来れない人向けに紹介したいと思います。
富士ヒル試走してみて
富士ヒルは、比較的勾配がゆるいから完走率も高いと言われています。
①平均感想タイム1時間49分
②完走率98%以上
ただ、24kmの延々登りで1200UPするということで相当ハードであることは想像に難くないと思います。
実際に走ってみましたが、上の方は酸素も薄いし普通に足も攣りました。
富士山登るって聞いて怯まない程度の登り好きには問題ないですが、普段あんまり登っていませんって人には苦行ですね。
私は、今回初めて富士ヒルコースを走ってみましたが、タイムは1時間36分でした。
大まかな印象として、前半5kmが一番勾配がキツく、中盤は大沢駐車上までは比較的緩いのでスピードアップのため踏まないといけない。
大沢駐車場過ぎにまた勾配がきつく、その後ゴールまでほぼ平坦だけどめちゃ飛ばすので結果どの区間もきつい。
それなりのタイムを出すためには勾配緩い区間も休めないので結果きつい。
本番では、もう少しこまめにダンシングを入れて走らないと後半に脚攣るので気をつけます。
今回はずっとシッティングで登っていて、大沢駐車場過ぎの登りでダンシングしたら左足がピキッ!と逝きました・・・
そのあとは地獄でした。
富士ヒルのコースデータ
スタート:富士北麓公園(計測開始は料金所手前)
ゴール :富士山五合目
距離 :25km(計測部分は24km)
獲得標高:1,255m
勾配 :平均5.2% 最大7.8%
富士ヒルのランクと難易度について
富士ヒルではフィニッシュタイムによってランクが存在します。
感想タイムに応じて、富士ヒルで有名なフィニッシャーリングがもらえます。
富士ヒルでは多くの人がブロンズ(1時間半切り)を目標に登ることが多いそうです。
脱初心者はブロンズからという人もいるくらいなので、登り好きはまずブロンズを目指しましょう。
プラチナ:60分(1時間)切り
ゴールド:65分(1時間5分)切り
シルバー:75分(1時間15分)切り
ブロンズ:90分(1時間30分)切り
ブルー :完走者全員
タイムの目安が気になる方は、距離ごとのスプリットの表が大会HPに掲載されているのでご参考に。
出典:富士ヒル公式HP
是非、ブロンズ目指して一緒に頑張りましょう!
富士ヒルコース実走してみて
ここでは実際に試走してみて感じたことやコース詳細を紹介したいと思いますので、是非参考にしてみてください。
スタート〜1合目
距離:5.14km 標高差:340m 勾配:6.8%
富士ヒルでは1合目までの5kmがもっとも勾配がきついと言われています。
ここで頑張りすぎちゃうと後半垂れるので、そこそこのペースで登った方がいいとアドバイスを頂きました。
ブロンズ目標だと、1合目目標タイムは20分23秒なんですよ。
抑え目に走りすぎると大幅にタイム落としてしまいます、私は目標タイムより7分も落としてしまいました。
結局ここでのタイムロスを挽回できずに1時間30分を切れずに6分オーバーしました。
抑え目とは言いながらそこそこのペースで登らないと、中盤は勾配が緩むので速度上がります。
そこでロスタイムを回収するのは結構きついと思います。
スバルライン1合目〜2合目
距離:3.42 標高差:184m 勾配:5.4%
この区間は勾配の変化が細かくあるため、ギアチェンジのタイミングや速度変化が難しいです。
1合目を抜けてようやく勾配が落ち着き始める区間でもあり速度があがります。
道も綺麗で走りやすいのでテンポ良く登っていきタイムを縮めたいところですね。
2合目を少し超えた先が10km地点になりますが、目標タイムは38分38秒となっています。
スバルライン2合目〜3合目
距離:3.7km 標高差:191m 勾配:5.2%
2合目過ぎから勾配きつい区間がなくなり緩斜面になりますので、スピードを上げていく区間が始まります。
ただ、九十九折もなくひたすらまっすぐ登っていくので精神的にキツくなり始めてくる頃です。
右手に樹海台駐車場というパーキングスペースが見えてきたら10km地点ですのでここで一度タイムを確認しましょう。
ここから景色も良くなってきますので、周りをみて少し気分を落ち着けましょう。
スバルライン3合目〜4合目
富士ヒルでもっとも勾配が少ない区間になります。
3合目と4合目の中間あたりが15km地点になります。
ここでのブロンズ目標タイムは、57分12秒となっています。
3合目を50分前半で通過しないとキツいラインになりますのでご参考にしてみてください。
この辺りは徐々に酸素も薄くなってくるし筋疲労も溜まってきてますのでこまめにダンシング入れたいところです。
私は、ここでシッティングオンリーでいったらこの後の勾配が上がる区間で足攣りました。
4合目手前に、大沢駐車場というパーキングがありますがここが17km地点になります。
ここまでくればゴールももうすぐです。
帰りに写真撮りましたが、ここからは雲海が綺麗でした。
ちなみに、4合目のブロンズ目標タイムは、68分を切るくらいです
大沢駐車場〜スバルライン5合目
20km地点に奥庭パーキングがあるのですが、その手前の19km〜20km区間が山岳スプリント賞になっています。
つまりここの登りがきついと言うことです。ここまで足を使ってきて最後の難関になります。
この先の奥庭パーキングが20km地点ですが、ブロンズ目標タイムは76分9秒(1時間16分)です
このあと、平坦になるのでアウターにあげてガンガン回していきます。
普通に平坦なので30km以上速度出ますので、ドラフティングが上手く使えるとタイム短縮になるかもしれません。
トンネルを2つ抜けると、ゴール前最後の登りになりますので気合いでスパートかけましょう!
5合目のレストハウス
多くのサイクリストが、SNSにアップしてるスポットがこの2箇所ですかね!
今日は、霧もでてなかったので景色も結構良かったです。
5合目まで登るとめっちゃ足にきましたがすごく楽しかったです。
速度だけじゃなくてパワー(PWE)が知りたい方はこちら
巷で言われているランク別のPWEの目安をお示します。
多くのサイクリストがこのデータを元に練習をしたり現在のポジションを確認していることと思います。
ブロンズ:3.3倍
シルバー:4.2倍
ゴールド:5.0倍
ちなみに自分のPWEの計算式は下記になります。
PWE(power weight recio)=平均パワー÷体重(例:230W÷66kg=3.48倍)
FTP(20分継続できる最大W)が一般的ですが、富士ヒルは長いのでFTPを参考にするのは少し難しいです。
そのためPWEが参考にされています。
実際は、高地における空気抵抗の削減やドラフティングなどの集団走行の恩恵などが考慮されておりませんので、1割減くらいの数値でも達成はできるようです。
高地になるとパワーでないけど速度はでているみたいな感じになります。
実際はこれくらいが環境要因を入れた目安になりそうです(あくまで参考値)
ブロンズ:3.0倍
シルバー:3.77倍
ゴールド:4.5倍
パワー(w)を測定するならパワーメーターがないといけませんが、私も使っているアシオマは他のものと比較するとコスパが良くペダル型なのでクランク一体型と違い、簡単に付け替えられるのでおすすめです。
片側測定はUNO
両側測定はDUO
関連記事はこちらからご覧ください。
【コスパ最強】Favero Assioma DUOペダル型パワーメーターのインプレ
下山後は「彩花」で吉田うどん
頂上はめっちゃ寒いので防寒着必須です。
寒くてめっちゃ震えました、ウィンドブレーカーと冬用グローブを準備しましたがそれでも寒かったです。
当日は荷物預けられるので、冬用のウェアがあると安心だと思います。
下りもスピードでて寒いし、休憩なしで降るので指切りだと指が逝きます。
富士北麓公園の近くに、吉田うどんの美味しいお店があるのであったかいうどん食べてきました。
いっぱい食べれる気になって、天ぷらうどんとそぼろ御前を頼んじゃいました。
その後、疲れすぎて思ったより食えなくて後悔。
でもこのセットで700円は安いですよね。
今日は、富士ヒルの試走に行ってきましたので実走レポートを書いてみました。
私と同じようにブロンズ目指す人の参考に少しでもなれば幸いです。
本番では、ブロンズ1時間30分切りを達成できるように頑張りたいと思います。
それでは、よいサイクルライフを!